WordPressを使っていると、
「WordPressに関する作業、コマンドラインで実行できればいいのに!管理画面にログインするの面倒!!」
という時ありませんか?
そんな時にオススメしたいのが、WordPressをコマンドラインから操作できる「WP-CLI」です。
WP-CLIでできること
基本的に、管理画面でやっていること全てがコマンドラインで出来るようになります。
(※管理画面以上のことも出来ます。)
例えば、
- プラグインやコアのインストールや更新
- ページ生成
- コメントの管理
などなど、なんでも出来ます。
ちなみにWP-CLIの公式ホームページはこちら→wp-cli.org
このブログで使用している環境
- CentOS 6.7 x 64
- WordPress 4.5.3
ちなみに必要な条件は、
- Unix系のOS環境(OS X, Linuxなど)
- PHP 5.3.2以上のバージョン
- WordPress 3.5.2以上のバージョン
のようです。(こちらは未検証)
WP-CLIのインストール方法
下記のコマンドを使って、wp-cliをインストールします。
$ curl -O https://raw.githubusercontent.com/wp-cli/builds/gh-pages/phar/wp-cli.phar
OS Xをつかっていてbrewを入れている場合には、brewでインストールすることもできます。
インストールされたことを確認するには、下記のコマンドを実行して結果を参照します。
php wp-cli.phar --info
インストールに成功していれば、下記のような結果が返ってきます。
PHP binary:php PHP version:5.3.29 php.ini used:/etc/php.ini WP-CLI root dir:phar://wp-cli.phar WP-CLI packages dir:/root/.wp-cli/packages/ WP-CLI global config: WP-CLI project config: WP-CLI version:0.23.1
毎回パスを入力するのは面倒なので、使いやすく「wp」という文字列でwp-cliのコマンドを扱えるようにします。
chmod +x wp-cli.phar mv wp-cli.phar /usr/bin/wp
また、そのままでは
「bash: wp: コマンドが見つかりません」
のエラーになるので、下記のようにファイルを追加したりしてbash補完します。
wp-completion.bashのインストール
適当な場所に wp-completion.bash などという名前のファイルを作成します。名前はなんでもいいです。
そのファイルの中に、下記のサイトより wp-completion.bash のソースコードをコピペしてはりつけます。
bash_profileに読み込ませる
~/.bash_profile に、先ほど作成した wp-completion.bash を読み込ませます。私は下記の行を追加しました。
source /wp-completion.bash
wp-completion.bashのファイルの場所に合わせて、パスは変更してください。
保存して閉じて、bash_profileの設定を読み込ませます。
source ~/.bash_profile
.bash_profileのファイルの場所に合わせて、パスは変更してください。
さっそくWP-CLIを使ってみる
これでwp-cliが使えるようになっているはずです。
試しにプラグインをupdateしてみます。
wp plugin update hello-dolly
できた!
どうしてWP-CLIを使うのか?
最後に、なぜこれが便利なのか?ということを書いておきます。
(そもそもWP-CLIについて調べている人には不要な気もするけど)
WP-CLIを使う一番のメリットは、自動化ができるようになることです。
管理画面から操作していると、プラグインをインストールするだけでも、同じような動作を何回もしなければなりません。
WordPress自体の初期設定をするときも、入力して、送信して、入力して…を繰り返すので、(チリツモですが)時間がもったいないです。
WP-CLIを使えば、全てコマンド操作で完結するようになるので、シェルスクリプトを書いておけば2回め以降は実行するだけ。
超効率化できますよ~!